パルミチン酸レチノールを簡単に説明すると、美容クリームなどに配合されている油性の成分です。
レチノールにパルミチン酸を結合させエステル化したレチノール誘導体としてスキンケア製品に使用されることが多いです。
レチノール誘導体には酢酸レチノールやレチナールなどがありますが、パルミチン酸レチノールは最も刺激が少なく安定性に優れていることが特徴です。その安定性から医薬品では、ニキビの治療薬に使用されることもあります。化粧品では、コラーゲンやエラスチンなどの生成を促進する働きがあり、紫外線が原因のシミやくすみ、乾燥による小じわなど加齢による肌トラブルや乾燥を防ぐ目的で使用されます。
油性成分なので、特にとろみのある美容液やクリームに配合されることが多く目元用のアイクリームなどにも使用されています。