メラニンを簡単に説明すると、皮膚の表皮にある黄褐色の色素のことです。チロシンを原料としてできています。チロシンと言うのは、たんぱく質の成分であるアミノ酸の一種です。

皮膚の表皮層の一番下に点在しているメラノサイト（色素細胞）という細胞が作り出している色素です。メラニンが作り出されるときに働くのがチロシナーゼで、美白化粧品の多くはこのチロシナーゼの働きを阻害する物質を含んでいます。

紫外線を浴びると、メラニンの産生量が増えるとともに、メラニン同士がくっついて色が濃くなります。これは紫外線から肌を守ろうとする生体の防御反応です。

現在は、化粧品などで簡単にチロシナーゼを阻害して、メラニンが増殖した日焼け肌を回復させることが出来る時代になりました。