界面活性剤を簡単に説明すると、水と油の両方の性質を持っている物質です。
汚れを落とす洗剤やせっけんは、この界面活性剤の代表的な物です。油汚れが落ちるのも水と油がなじむ界面活性剤の乳化作用によることが大きいです。
また、ほかには浸透作用、分散作用という効果もあって、これらが相互に働くことで洗剤はうまく汚れを落とすことができます。界面活性剤は洗剤やせっけんのイメージが多いと思いますが、水と油の両方の性質を持っている物質のことですから、食品にも用いられています。例えば、栄養ドリンクには油溶性物質を配合することがありますが、油は水に溶けないのでそのままでは配合できません。
そこで、それをなじませる界面活性剤も配合されています。